パンチラ……
それは君が見た光 ぼくが見た希望
パンチラ……
それはふれあいの心 幸せの青い雲
ということで、今回はマンサイで一番多いと言われているパンチラ記事を書きたいと思います。
あれは中学2年の頃。
僕はクラスの国語係だった。委員会とかではなく、クラスの係をやるあたり残念な俺だ。そして国語係にはもう一人のメンバー、池田さんがいた。
池田さんは、陸上部所属でにぎやかタイプじゃないけど、健康的な感じの女の子だった。部活のおかげで色黒だ。
国語係の仕事で一番めんどくさかったのが、習字の貼り付けだ。
何がめんどくさいって、放課後に残ってやらなきゃいけないのがめんどくさい!帰らせろ!銀魂に間に合わないだろ!
その仕事は月1回ぐらいのペースでやってくる。
とはいえ、放課後に女子と二人っきりで作業するというのは悪くない。だいたい学校で起こるエッチなことは放課後の教室と決まっているとマサチューセッツ工科大学が発表していない。とはいえ、陰の者である僕は池田さんと会話をほとんどできなかったのだが。
会話もなく黙々と続けられる作業。時折目に入る、椅子に登った池田さんの健康的な足。
それが、月一回やってくる。
今思うと、ちょっと楽しかったよね。
その日も、毎月のことながら貼り付け仕事の日だった。いつものように、帰るクラスメイトを横目に仕事を始めようとしていたら池田さんに呼ばれた。
池田さんがわざわざ僕を呼ぶなんて珍しい。告白かな?
「大会近いから早く部活行きたいんだけど。ちゃっちゃと終わらそ」
「あー、それなら俺がやっとくよ。え?あぁ、いいよいいよ。部活サボれて一石二鳥だし」
なんて言えれば良かったけど、そんな気の利いたことを言えるはずもなく、そそくさと作業に取りかかった。
だから、21年間告白されたことがないんだよお前は。
一応、意識的に早く作業を進める。
そのかいあって、仕事はいつもより早く終わった。
「思ったより早く終わった〜。ありがとね!」
池田さんに笑顔でそんな風に言われて、妙に照れ臭かったのを覚えている。
「あとは俺が片付けとくから、部活行ったら?」
照れ隠しもあって今回はは気の利いたことが言えた。
池田さんは再び感謝の言葉を残し、教室を後にしていった。
その後、僕は帰り支度を始めようかと机に向かった時、気づいた。
池田さんが机に筆箱を忘れていることに!
池田さんはもう教室の外だ。だけど今ならまだ廊下にいるかもしれない。
そして、呼び止めようと廊下をのぞいたその時……
急いでいたせいだろうか、池田さんは前のめりに滑ってこける瞬間だった。
ひるがえるスカート
そこには爽やかなスカイブルーが垣間見えた
眼福
もちろん紳士な僕は、見てないテイで怪我の心配をした。特に血が出ていたりもせず、大きな怪我もなさそうだった。
いや、僕の方が鼻血を出しそうだ。
僕は反芻する。
鮮やかな青と、日々の部活でできたであろう体操着の日焼け跡のコンストラストを………
以上が僕のパンチラエピソードです。
別に池田さんとその後仲良くなったとかも特にはないけど、いい思い出です。
パンチラエピソードで大事なのは「自分しか知らないパンツである」ということだと思います。何を言ってるか僕も分かりません。
僕しか知らない池田さんのパンチラを胸に秘め、今日も生きていきたいと思います。
ところで、俺は中高6年間ずっと男子校です。
え、じゃあ池田さんは?
え?国語係ってなんだったの?
パンチラは?
え?え?
俺だけのパンチラはどこ?
〜おわり〜
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