メンヘラはRadioheadを聴くな

どうも、あわカノです



この記事の読者層は二つに分かれてくる

メンヘラ

ロック好き



ロック好きというと
YouTubeのOasisのコメント欄で『こんなのを聞いています、ちなみに中学生です』とか言ってる気持ち悪い野郎のことを思い浮かべるかもしれないがそれは違う
彼らはエレカシとかブルーハーツのコメ欄にもいるからね

そしてRadioheadを聴いているファッションメンヘラもロック好きには当てはまらない
そもそも音楽好きですらないからね

あいつらはコメント欄で自己顕示欲を発散させている中学生と何も変わらない

『自分はRadioheadなんて聴いてしまうほどメンヘラなんだよ、どうだすごいだろう』


と言っているようなものである


キモいよね、わかる




本当にメンヘラが聴くべきなのはRadiohead ではない


実を言うとイギリスのロックバンドはかなりメランコリックなバンドが多い

自分はそこがUKロックの良さであると思うのに、道行くオジサンに好きなUKロックバンドを尋ねると大抵はDeep Purpleと言ってくる
たしかにDeep Purpleは凄いバンドだけど

そう言うことではない


アレ、めちゃくちゃハードロックじゃん




本当のメンヘラは80年代が好き


80年代はUKロックの『鬱の時代』とも言えるほどメランコリックなバンドが多く出てきた


The SmithsやJoy Divisionを台頭とする鬱バンド達だ
自分は彼らを敬愛してやまない

The Smithsがわからない?大丈夫、あとで説明するから



昔からメランコリックな曲はあった


本当な『前』に行くと悲劇に辿り着く
オペラとかだね

しかし自分が言っている『前』はそんなに前ではない
70年代の事だ


Pink Floydというバンドを知っているだろうか


Pink Floydこそ70年代に出てきたバンドの最高峰と言える
彼らの楽曲はプログレッシブロックと呼ばれるものなのだが、度々鬱な曲が顔を見せてくる
この曲はあまりにも有名だから説明する必要はないだろうが、Rock’n’Roll的な鬱を体現している代表曲だろう

アルバム単位で話すなら、The Final Cutがかなりメランコリックだろう
コンセプトが戦争なので悲壮感が漂うアルバムとなっている

が、メンヘラはあまりPink Floydを聴かない


なぜかというと、内省的な陰鬱さではないからだ


では内省的なバンドとは誰なのだろうか

答えは80年代にある




メンヘラ王室御用達 Joy Divison


あまりにも有名なメンヘラバンドだが、このバンドを知らないクソカスファッションメンヘラと中学生の為に一応解説をしておこう

Joy Divisionは80年代のポストロックバンドなのだが、ポップなキーボードとは対照的にボーカルの重く低い声とそれに釣り合うほどの暗い歌詞を内包した曲を山ほど抱えたバンドになっている
今はもうボーカルも自殺をして、残されたメンバーはカスみたいなDJバンドをやっているが、Joy Divisionは正真正銘のメンヘラバンドだった


歌詞を見ればわかるだろう

Why is the bedroom so cold?
(なぜこんなにも寝室が寒いのだろう)

You've turned away on your side
(君は後ろを向きっぱなしだ)

Is my timing that flawed?
(これがヒビの入った瞬間だったのだろうか)

Our respect runs so dry
(自分達の思いやりはもう乾ききっている)
この曲は上に貼ってある『Love Will Tear Us Apart』の一節を訳したものである

翻訳は全て自分がしたので、泳げ対訳くんを見て『和訳が違うじゃないか』と声を荒げないでもらいたい

とにかく、この曲を台頭とした多くの曲が内省的な鬱を醸し出している



The Smithsは反逆のメンヘラ


ようやくThe Smithsを説明する時が来た


ここまで読んでくれたメンヘラに感謝しよう


The Smithsは度々『中二病バンド』と称される事がある
自分はその呼び方に少し憤りを感じている

お前はアクション漫画を読んで

『うわ、中二病じゃん』

というのか


どう考えても言わないだろう

だがたまに隔離病棟から記事を書いているアフィリエイターはそう書くことがある


彼らはまだ入院する必要がありそうだ



それはさておき、The Smithsは少しパンクよりのロックバンドと言える

先ほど貼ったPanicの歌詞を少し見ていこう
Burn down the disco
(ディスコを焼き払え)

Hang the blessed DJ
(クソったれなDJを絞首刑に)

Because the music that they constantly play
(罪状は彼らの流す音楽だ)

It says nothing to me about my life
(あれは自分の人生に何も響かない)

その通りだとおもう

法律がなければ自分もDJを殺しているのだが、法律のせいでなかなか出来ずにいる

The Smithsはこの手の曲を余るほど手に持っている
彼らのキャリーケースは世間への怒りと肉食主義への憎悪でいっぱいだろう





ファッションメンヘラの曲選びのセンスはセブンイレブン以下


読者はセブンイレブンのBGMを耳を傾けた事があるか
責任はとらないが、今度セブンイレブンに行ったらしてみるといい

延々と流れるThe Beatlesのポップカバーが地の底を這いずり回り読者の脳に入ってくる事だろう


セブンイレブンはこう考えている事だろう

バンドの事はよくわからないけど、The Beatlesは有名だしポップカバーを流しておけば安泰だよね



それと同じなのだ
ファッションメンヘラも

え〜Radioheadってバンド、英語だから何言ってるかわからないけどメンヘラちゃんの間で人気だから曲だけダウンロードして私もメンヘラアピールしちゃお

と思っているだけなのだ


おそらくファッションメンヘラの読者はこの記事を読んでもThe Smithsのツイッターアカウントをフォローするだけで終わりだろう

結局、音楽をファッションの一部だと思っている人間はその程度なのだ


真のメンヘラは部屋に浅野いにおの漫画を置かないし、カラーコンタクトも入れないだろう



ファッションメンヘラは一生大きめのトレーナーを着て小鼻を隠した自撮りをしてろ

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