あなたの知らないラブコメ短歌の世界



どうも現役JK歌人「危機木林」です


突然ですが、あなたは

【ラブコメ短歌】をご存知ですか?

知らない方も多いと思うので説明を貼っておきます。



ラブコメ短歌
ラブコメやラブストーリーにありがちなシチュエーションを57577の31音ににまとめた物である。それ以上でもそれ以下でもない。俺はこうだ。俺はこうだよ。俺はこういう人間だ。これ以上のものもないし。これ以下でもない。俺はこういう人間だ。



どうでしょう?ビッグダディによる解説は理解できたでしょうか?

私はこのラブコメ短歌を専門に作品を創作しています。今回はあまり知られていないラブコメ短歌の世界を知ってもらうために、拙作ではありますが私の作品を5つ紹介したいと思います。


解説:第1話の出会いのシーン。寝坊した男が走っていると、曲がり角で女の子とぶつかる。
痛てて、と手を探ると妙な柔らかい感触。そう、ぶつかった拍子に相手の子の胸を触ってしまったのだ。
事故とはいえ、女の子からしたら破廉恥行為に他ならない。飛び出す平手打ち。

男は頰に紅葉を貼り付け、登校するのだった。


理解していただけましたか?これがラブコメ短歌です。
この作品は比較的よくあるシチュエーションではないでしょうか?
例えば、TV版エヴァ最終話でのif世界の綾波とシンジの出会いがこんな感じだった気がします。
それほど古典的な出会いとも言えるでしょう。
この短歌を読むだけで、新連載の4〜5ページ、掴み見開きを想像できますね?


解説:バレンタインの一句。「どーせアンタ、チョコ1個ももらえなかったんでしょ?可哀想なアンタにこのあたしが恵んであげるわ。……って、何ニヤニヤしてんの!」などと聞こえてきそうな一句。

皆さんはバレンタインは貰えましたか?または、あげましたか?
思いを伝えるという事は難しい事ですよね。それが素直になれない人ならなおさらでしょう。しかし、バレンタインは唯一、本心を隠したまま相手に好意を伝えられる日。ぜひ頑張って欲しいものです。
ところで、私は幼稚園の頃、アホほどチョコを女の子から貰ってました。「自分を好きな女の子たちがチョコを渡しにくる日」とバレンタインを認識していたぐらい貰っていました。しかし、小学校入学してから15年間、1個も貰っていません。

俺の人生、モテ期の配分下手過ぎない?



解説:この作品の登場人物は二人。チョコを渡す女の子とチョコを貰う女の子。この作品は唯の恋愛ではなく、友達に対し友達以上の感情を抱いている女の子の秘めたる思いを綴った一句。

多種多様な恋の形が容認されている現代。世の中にはこういう形のバレンタインもどこかにあるでしょう。先ほども言ったように、バレンタインは本心を隠して好意を伝える事ができる日。
もし恋心を知られてしまえば、今の関係さえも壊されてしまうかもしれない。そんな少女の想いが感じられる作品です。
しかし、この作品に登場する友達はイケメンの雰囲気がしますね。


解説:えっちなお姉さんのおっぱいがやばい


えっちなお姉さんがわざと押し当ててくるおっぱい


凄くいい


CV.沢城みゆきで言って欲しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜




解説:教室で周りを憚らず言い合いをする二人。クラスメイト達はその見慣れた景色に夫婦喧嘩などと揶揄するが当人達は仲良く否定する。やはり、クラスメイト達の(早く付き合え!)という苛立ちは募るばかり。

喧嘩ップルとは古典的でありながら、なぜいつの時代も人の心を掴むのだろうか?人々は恋人に対等の立場を求めているのかもしれない。また、対等だからこそ時折見せる異性の魅力に魅了されるのだろう。

それにしても私も一度は「なにが良くてこんなガサツ女と!!」って言ってみたいものですね。


さて、いかがだったでしょうか、ラブコメ短歌の世界は?

ラブコメ短歌は誰でも作る事ができます。その材料はいたるところに落ちています。ぜひ皆さんも頭の中をお花畑にして詠んでみてください。


〜おわり〜





ところで、ラブコメ短歌は私が造ったものなので私が『第一人者』を名乗っていいですか?

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